琴浦町にて、ブロックと石貼りで、御影石仕様の外柵へリフォーム

倉吉市、北栄町、琴浦町をはじめ、鳥取県中部にてお墓・石材のお仕事をさせていただいております景山石材です。琴浦町にて、御影石仕様の外柵へリフォームする工事をお任せいただきましたので、ご紹介いたします！

 

琴浦町　御影石仕様の外柵へリフォーム

 

琴浦町の墓地で、お墓の外柵リフォームをご相談いただきました。さっそくお墓へ向かい、状況を確認します。

 

海が見えるとても気持ちの良い墓地にお墓がありました。ただ、海沿いなので鉄筋等の風化も早く、作られてから40年くらいが経った外柵ブロックの傷みが気になるとのことでした。

 

お墓の方はしっかりしていますのでそのまま動かさずにブロック部分だけをリフォームしたいとご希望でした。そこで、ブロックを新しく作り直す案と、大きな費用がなるべく掛からないようブロックと石貼りを組み合わせた案とをご提案しました。すべて御影石で作るとなると、かなり大きな費用がかかります。石貼りを組み合わせることでできるだけ費用を抑えることができ、かつ見た目もきれいな仕上がりになることを気に入っていただき、今回はブロックと石貼りの組み合わせの案を採用していただきました。

 

工事が進んでいます。まずは、様子をみながら古いブロックを取り外しました。鉄筋を入れて強度を上げた新しいブロックを設置してから、仕上げの石貼りを行いました。赤い糸は「やりかた」といって、仕上がりの位置の目安になるものです。ブロックの中に縦横方向に鉄筋を入れてコンクリートで充填し、しっかりと固まっているので、かなりの強度があります。

 

右後ろから見たところです。しっかりとブロックを据えてから、石貼りを進めていきます。石材用の専用のボンドで圧着工法で貼り付けていきます。

 

完成しました！一見、すべて御影石で作ったような仕上がりです。一番上の笠石の部分は、ご希望で一本ものの石を使用しています。こちらも貼り石で仕上げることもできますが、一本もの石を使用したことで、通常の巻き石と同じような仕上がりになっています。

 

階段は、奥に深い設計でお墓の前のスペースが狭くなってお参りがしにくいようでしたので、地盤にあわせてできるだけお墓の手前に入りやすいようにしました。また、表面はバーナー仕上げで滑りにくくしています。

 

正面から見ても、やはり石貼りとは分からないような仕上がりです！  たまたま来られていた近所の方が、「こういうこともできるんですね～！」と感心されていました^^ 高さのある面は貼り方を工夫して、より無垢材のような仕上がりを目指しました。

 

お墓の右後ろです。ブロックがむき出しの状態ではないので、耐久性もより高くなっています。

 

砂利は一旦取り外したものをきれいに敷き直しました。お客様には、「思い通りになった」と気に入っていただけました。お客様にはかなり無垢の石に近い仕上がりになるとお話していましたので、見に来られたほかの方の方がむしろ驚かれていました^^ 見た目もとてもきれいで、長い年月も安心の強度の高い外柵になり、これからもどうぞ末永く、安心してお参りいただけると嬉しく思います。

今回は、ブロックに石貼りをした外柵リフォームのご紹介でした。一般の方にはなかなか思いつかない方法を思いつくのも、若いころに建築を主にしている石材会社で仕事をしていた経験が役立っているのかなと思っています。これからもこれまでの色々な経験を活かし、様々な創意工夫でお客様に喜んでいただけるよう取り組んでまいります。